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森林N1
標高220~540m
スギ林齢70年
db forestryが管理する森林で2番目に広い森林で、落葉広葉樹林も多く残っている場所です。
斜面下部のスギ人工林内には、シロダモやアカガシ、マメヅタなどの常緑広葉樹林帯の植物も多くみられました。
一方で、森林の中腹部からの落葉広葉樹林には、夏緑広葉樹林帯らしい植生がよくみられました。高木層はコナラ、ヤマザクラ、ハリギリ、亜高木~低木層はミズキ、アブラチャン、リョウブ、ヤマツツジなどで構成され、斜面上部の尾根沿いに向かうに従い、ヤシャブシ、トウゴクミツバツツジ、ネジキ、アオハダ、リョウブの割合が高くなっていきます。林床にはスズタケが多くみられました。
この森林には、シシガシラ、クモノスシダ、イワヒバ、タチシノブなど、他の森林には見られなかったシダ植物が残されていたので、大切に保全していこうと思います。


■傾斜角度の配分


■斜面方位の配分


■落葉広葉樹林(雑木林)の林分構造
・落葉広葉樹林(雑木林)で、毎木調査を行いました。
・調査したのは半径5.65m(100㎡)内に生えている木本植物で、樹種、DBH(胸高直径)と階層を記録しました。
・図と表は、木ごとの胸高断面積を樹種ごとに合計し、それを1ha当たりになるようにして計算したものです。
種数は6種。BAの割合をみると、コナラが全体の66%、ヤマザクラが全体の16%を占めていました。
樹種ごとのBA(ベーサルエリア)合計



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