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植生概要

​所在地

●管理する山林は、福島県古殿町にあります。

●古殿町は福島県の南東部、阿武隈山地(高地)に位置しています。標高は200~841mとなっています。

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植生

​●日本の植生は、クラス域というもので大分されています。福島県は主に、ヤブツバキクラス域(常緑広葉樹林帯)とブナクラス域(夏緑広葉樹林帯)に位置しています。

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日本の植生分布(クラス域)

出典:「植生調査概要」 (環境省生物多様性センター)のものを編集(http://gis.biodic.go.jp/webgis/sc-007.html

​●常緑広葉樹林帯と夏緑広葉樹林帯の間には、性格のはっきりしない「暖帯落葉広葉樹林帯」や「中間温帯林帯」とよばれるエリアが存在し、福島県東部では標高100~700・800mまでがそういったエリアに該当するとされています(※13、14)。

●当地域では、「暖帯落葉広葉樹林帯」や「中間温帯林帯」、「夏緑広葉樹林帯」にあたる森林がみられると予想されます。

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福島県の森林帯(樫村1984)を編集・作成

福島県の森林帯

​主な植物の分布予想図

現存植生図と文献などから調べた、主な植物の分布予想図

■​現存植生図からの情報

文献・過去の調査からの情報

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●古殿町は、林業が盛んなため、落葉広葉樹林が少なく、それらも一度人為的影響を受けた植生であり、本来の姿を見ることは難しいと思われます。

●東部の河川沿いには、自然植生がわずかに残っています。これらは、地形要因により極相に至った、モミ・イヌブナ・ケヤキなどの森林と思われます。

●東部鮫川沿いには、ウラジロガシやアカガシ、マメヅタ、シキミ、シロダモなどの、暖地性の植物もみることができます

●芝山や三株山などは、ミズナラ、カシワ、イヌブナ、コナラ、クリなどの夏緑広葉樹林、中間温帯林​の構成樹種がよくみられます。

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